OJTとメンタリング

 

新入社員に対する教育では、OJTon the job training)を中心に添える企業は多いと思いますが、「メンタリングはOJTを効果的に進めるうえでも大変有効なものです。」

 

OJTは仕事をしながら指導するものですが、これに月12回程度のメンタリングを併用することはとても効果的です。仕事や現場から離れた場所でメンタリングをすることによって、新入社員が日頃感じていた疑問や悩みをジックリ話し合うことができます。

 

また、OJTは計画的に実施するということが強調されるあまりに、OJTのための様々な記入シートに振り回される傾向が指摘されています。そのためにOJT担当者が一方的に指示・指導する傾向になります。そのようなOJTが画一的で、自ら判断できない社員を育成しているという批判もあります。 

 

メンターとOJT担当者が協力し合い、メンティー・新入社員を支援・育成していくのが理想的です。OJT担当者もメンタリングのように、“支えあい、称えあう”気持ちで育成にあたると双方向のコミュニケーションをができ、さらに上手に指導できるようになります。OJT担当者も共に成長していくことでしょう。 

 

OJT担当者とメンターの選定について

 

OJT担当者とメンターを兼ねてもよいのかという質問をよくいただきますが、

可能であれば、別々に選定した方が無難でしょう。


OJT担当者は同じ部署か、もしくは少なくとも指導する仕事のことは知らなければなりません。そのため組織によっては、OJTが “上から目線”のコミュニケーションになることが考えられます。一方メンタリングは、お互いが対等の関係で話しをすることが大切です。そのため、メンターは、自由な立場で話しのできる必要から、上下関係が出にくい異なる部署の先輩の方がやりやすいでしょう。

 

しかし、組織の事情で、OJT担当者とメンターを別々に選定することが難しい場合もあるかと思います。もし、2つを兼ねる場合は、担当者は、上下や対等の関係ということを越えて、“支えあい称えあう”気持ちと態度で新入社員に接しましょう。そうすることによって信頼関係がつくられていき、OJTもメンタリングも上手にできるようになります。

 

OJT担当者とメンターの教育について

 

メンターに対する教育についての質問も多くいただきます。しかし、必要性は感じていながらも、予算の関係で実施しないという企業・団体も目に付きます。


制度を作っただけでは、メンタリングやOJTが効果的にできることは難しいと言わざるをえません。メンターに選定された社員には、メンタリングの概念を知らずに、OJTのように「新人に教えてあげればいい。」と考えている人も多いのが現実です。そのような状況では、効果も出ないばかりか、メンター制度も長くは続かないでしょう。制度構築と併せメンター教育も計画しておいてください

 

さて、OJTとメンタリングの教育についてですが、OJTの研修とメンターの研修は、厳密にいえば違いはあります。しかし、メンタリングに必要なコミュニケーションの取り方は、OJTの教育になくてはならないものです。当協会では、OJT研修を実施することも多いのですが、メンタリングの教育をベースにして、それにOJTの基本である「指示・指導の仕方」を織り交ぜて実施するようにしています。 

 

また、メンター研修においては、メンターの教育に引き続き、メンティーと実際にメンタリングをやってもらう模擬メンタリングを同時に実施することもあります。OJT研修でも新入社員と一緒にメンタリングの時間を設け、信頼関係づくりのスタートとすると、その後のOJTもグッとりやすくなります。

 

以下に当協会で実施したOJT担当者と兼ねたメンター研修の概要がありますので、ご興味のある方は参考にして下さい。

 

OJT担当者&メンター研修概要
メンター研修&スタート研修(OJTを兼ねるメンター).pdf
PDFファイル 227.2 KB

※OJTおよびメンタリングについてのご質問などは、
 お気軽にお問い合わせください。

【日本メンター協会】

Tel 03-3409-1033 

Mailm-jimukyoku@mentor-kyoukai.jp



     当会事務局 プレスタイム