「プロメンタリング講座」は、個人コンサルタントの方が、プロのメンターとして、メンタリングを実施するスキル・スタンスを学ぶための講座です。プロとしてのメンタリングは、組織においける、社員同士の行うメンタリングとは違うことが期待されます。プロメンターに依頼するクライエント(メンティー)から、何らかの成果物が求められます。しかし、メンタリングは、コーチングやカウンセリングなどに比べ、自由度が高く、実施する側としては、何に焦点を当ててよいか分かりにくい難しさがあります。
1999年以来、日本メンター協会で培った経験と実績を通して、メンタリングという自由な対話という性質がありながらも、いくつかの方向性に整理し、そのためのスキルとスタンスを積み重ねてきました。当講座ではそれをお伝えし、メンタリングワークを通して、メンタリングスキルとスタンスを身に付ける場です。
また、メンタリング活動にご関心のある方には、受講後、メンタリングの実施・レポートなどのステップを経て、「日本メンター協会認定メンター」の称号を獲得できるプロセスもご用意しております。
「プロとしてのメンタリングを理解し、
そのスキル・スタンスを学び、メンタリングの実践につなげる」
プロとしてのメンタリングとは?
① 親 和 性 ~何でも自由に話し合える関係性をつくること ② 自己開示 ~自らの体験や思いを、クライエントの参考になるよう伝えること ③ 共感・受容~クライエントの話を親身になって聴くこと ④ プロ意識 ~クライエントに癒し・ヒント・課題感などを感じてもらうこと |
10:00
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1. オリエンテーション 講座のねらい、進め方、諸注意など
2. プロメンタリングとは プロメンタリングのキーワードである「①親和性、②自己開示、③共感・受容、④プロ意識」について解説します。 カウンセリングやコーチングなどとの違いも解説します。
3. メンタングの基本 実習「メンタリング天気図」~当実習は、日本メンター協会の重要なメンタリングノウハウです。それを、メンター役・メンティー役・観察役に分かれ、メンタリングのベーシックなスキルを学習します。 講義「感情の影響力」~メンタリングでは、感情の取り扱いが、重要なポイントであることを解説します。 |
12:00 |
昼 食 |
13:00
17:00 |
4. “キャリア”について理解する 実習「キャリア・グループメンタリング」~「自分のキャリアに影響を与えた人・出来事・仕事」について話し合い、キャリアについてのメンタリングをどう行うべきかを整理していきます。 講義「キャリアとは」~キャリアは、仕事だけではなく、プライベートのことまで含まれます。いわば、“人生の歩み方”と捉える必要があるということを解説します。
5. 対人関係についての考察 実習「Who am I?」~「自分とは何者か?」という問いを答え、自己理解につなげます。また、それが、対人関係のベースの一つであることも理解します。 講義「自分の目指す姿?」~自分の理想とする姿を、追い求めすぎないことが、対人関係では大切なことであることを解説します。 実習「たずね、こたえ、観察する」~メンター役、メンティー役、観察役に分かれ、「今、本当に、悩んでいること」をテーマにメンタリングをし、実践的な気づきにつなげます。 講義「課題に対する時間の考え方」~悩みや難しい課題等の相談に対しては、時間を置くことの必要性と、その伝え方を解説します。
6. まとめ これまで学んだことを総動員し、メンタリングを行います。また、「どのようなメンタリングをしていくか」についても、グループで分かち合います。
終 了 |
また、ご希望の方には、メンタリングの実践によるレポートと、“メンタリング・チャレンジ”等により、“日本メンター協会認定メンター”の称号を授与いたします。MOPの方はもちろん、他にプロとしてコンサルタントを生業とされている方、組織内、地域において、ボランティア的にメンターとして活動されたい方、メンター・メンタリングにご興味のある方なら、どなたでもご受講可能です。皆様のご参加をお待ちしております。
“日本メンター協会認定メンター”の称号を取得するステップは、以下の通りです。
1.プロメンタリング講座の受講
2.受講後6か月間以内に、メンタリングの5回実施
3.メンタリング実施のレポート提出
4.面接試験《メンタリング・チャレンジ》のクリア
【資格費用】30,000円(消費税別)
【日 程】オンライン開催・・2023/12/21(木)・2024/03/12(火)
集合型開催・・・・2023/09/08(金)【大阪】
【時 間】10:00~17:00
【受講費】50,000円(消費税別)
【資格料】30,000円(消費税別)
ご希望される方には、「日本メンター協会公認メンター」の称号をお望みの方には、受講後、メンタリングの実践、レポート提出、面接試験《メンタリング・チャレンジ》をクリアした方に、当称号を授与いたします。