◆【第84号】2024.3 OJTを併用するメンター制度の留意点

 メンター制度は、離職防止やメンタルヘルス対策、コミュニケーションの活性化を目的として導入されることが多いですが、OJTを組み入れる例もあります。OJTとメンタリングは先輩後輩の対話なので、一見似ていますが、求められるところに結構違いがあり、その導入の際は注意が必要です。

 今号では、メンター制度にOJTを併用するための留意点をご案内します。

 

《OJTとメンタリングの違い》

 

◆OJTとは、答え(仕事の技術・知識)と課題(習得するもの)が明確に決まっており、それを教えること

 ・指導者と被指導者の関係が、教える・教わるの関係となり、上下関係のコミュニケーションスタイルになりがちである。

 ・被指導者が受け身なりがちで、積極的に質問や意見を言わないこともある。

 ・指導者と被指導者の間で、遠慮や気遣いがあり本音で話し合えないことがある。

 ・話し合う内容は仕事に関することが中心となり、プライベートの話をすることはあまりない。

 

◆メンタリングとは、答えや課題は決まっていない、対話を通して、答えや 課題に気づいたり、共に創ったりしていくこと

 ・メンターとメンティーが対等な関係を目指し、本音で話し合うことが求められる。

  そのため、何でも話し合える信頼関係を作ることが大切である。

 ・話し合うテーマは自由。仕事関係以外のプライベートのテーマ話し合っても、雑談をしても良い。

 ・メンターがメンティーに相談することも大いに奨励されている。

 

《メンター制度にOJTを併用する場合の留意点》

 

◆メンターとメンティーの信頼関係をつくる

 ・OJTにおいても、メンターとメンティーの信頼関係をつくることは効果的です。

 ・仕事の話だけではなく、プライベートの話をすることも、互いに話しやすくなる雰囲気がつくれます。

 ・仕事の話でもプライベートの話でも、まず、メンターから自己開示して話すとよいでしょう。

  ・特に、メンターの失敗談や自分の弱みなどを話すことで、メンティーは本音を話しやすくなります。

 ・メンターがメンティーに質問や相談をすることで、2人の関係はより深まることが期待できます。

 

◆OJTとして教えることは教え、共に考えるべきことは共に考えるとよい

 OJTにおいて、基本的なことは、明確に伝える態度は大切です。

 ・答えが1つではなかったり、ケースバイケースでなかったりする仕事を教える際は、

  共に考える態度が効果的です。

 メンターが分からないことは、先輩や上司に助けを求め、メンティーと共に教わる姿勢が大切です。

  

以上、ご参考にしてください。ご不明がありましたら、お気軽に相談窓口にお問合せください。

  

  メンター制度を導入する際には、日本メンター協会サイト内に導入事例がありますので、そこを参考にしてくださいまた、いつでも日本メンター協会のご相談窓口は開いております。

 

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