メンター制度において、メンターとメンティーの信頼関係は、制度の成果を左右する重要な要素です。
今号では、メンターとメンティーの立場に立って、信頼関係を構築する重要性についてご案内します。
《メンターとメンティーの信頼関係構築の重要性》
●メンターの視点
メンターにとって、メンティーとの信頼関係は、以下の理由で重要です。
・メンティーが安心して悩みや課題を打ち明け、メンターのアドバイスを素直に受け入れるためには、
メンティーがメンターに信頼関係を感じていることが重要です。
信頼関係があれば、メンティーは、メンターとプライベートなテーマも含め様々な話をすることができます。
・メンターは、メンティーとの信頼関係を通して、自分自身の知識や経験をメンティーと共有することで、
自分自身を知ることに繋がります。
自分自身の課題や問題、キャリア(人生)に気づくことも、メンターにとって大きな成長に繋がります。
・メンティーとの関わりを通して、メンター自身のコミュニケーション能力の向上が期待でき、
信頼関係の作り方を学びます。
・信頼関係に基づく後輩育成の経験を得ることができ、後輩育成のスキルやスタンスを学びます。
これは、今後、メンター自身がプロジェクト・リーダーや管理職の立場になった際に、良い経験となります。
●メンティーの視点
メンティーにとって、メンターとの信頼関係は、以下の理由で重要です。
・メンターとの信頼関係は、メンティーのメンタリングや職場における安心感につながります。
メンティーは、メンターとの安心感を実感することで、初めてメンターに不安や悩みを打ち明けることが
できます。
メンティーが何でも相談できる信頼関係をもったメンターを得ることで、メンタルヘルスの安定に繋がります。
・信頼関係があるメンターに対しては、ちょっとした疑問や不明、悩みや課題を話せるようになり、
メンターからの経験や考え方を聴くことで、メンティーの成長やキャリア(人生)形成に繋がります。
・信頼関係のあるメンターからの励ましや支援は、メンティーの勇気づけや学びになり、
その後のメンタリングに対する動機づけになります。
・メンターとの信頼関係は、メンティーの職場での人間関係の起点(最初の関係)となり、
他部署の先輩や上司などとの関係を広げるキッカケになります。
以上、ご参考にしてください。ご不明がありましたら、お気軽に相談窓口にお問合せください。
メンター制度を導入する際には、日本メンター協会サイト内に導入事例がありますので、そこを参考にしてください。また、いつでも日本メンター協会のご相談窓口は開いております。
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