◆【第86号】2024.5 メンターとメンティーの信頼関係構築の重要性

 メンター制度において、メンターとメンティーの信頼関係は、制度の成果を左右する重要な要素です。

 今号では、メンターとメンティーの立場に立って、信頼関係を構築する重要性についてご案内します。

 

《メンターとメンティーの信頼関係構築の重要性》 

 

●メンターの視点

 メンターにとって、メンティーとの信頼関係は、以下の理由で重要です。

 

 ・メンティーが安心して悩みや課題を打ち明け、メンターのアドバイスを素直に受け入れるためには、

  メンティーがメンターに信頼関係を感じていることが重要です。

  信頼関係があれば、メンティーは、メンターとプライベートなテーマも含め様々な話をすることができます

 

 ・メンターは、メンティーとの信頼関係を通して、自分自身の知識や経験をメンティーと共有することで、

  自分自身を知ることに繋がります。
  自分自身の課題や問題、キャリア(人生)に気づくことも、メンターにとって大きな成長に繋がります。

 

 ・メンティーとの関わりを通して、メンター自身のコミュニケーション能力の向上が期待でき、
  信頼関係の作り方を学びます。

 

 ・信頼関係に基づく後輩育成の経験を得ることができ、後輩育成のスキルやスタンスを学びます
  これは、今後、メンター自身がプロジェクト・リーダーや管理職の立場になった際に、良い経験となります。

 

●メンティーの視点

 メンティーにとって、メンターとの信頼関係は、以下の理由で重要です。

 

 ・メンターとの信頼関係は、メンティーのメンタリングや職場における安心感につながります。

  メンティーは、メンターとの安心感を実感することで、初めてメンターに不安や悩みを打ち明けることが

  できます。

  メンティーが何でも相談できる信頼関係をもったメンターを得ることで、メンタルヘルスの安定に繋がります。

 

 

 ・信頼関係があるメンターに対しては、ちょっとした疑問や不明、悩みや課題を話せるようになり、

  メンターからの経験や考え方を聴くことで、メンティーの成長やキャリア(人生)形成に繋がります。

 

 ・信頼関係のあるメンターからの励ましや支援は、メンティーの勇気づけや学びになり、

  その後のメンタリングに対する動機づけになります。

 

 ・メンターとの信頼関係は、メンティーの職場での人間関係の起点(最初の関係)となり、
  他部署の先輩や上司などとの関係を広げるキッカケになります。

 

 

以上、ご参考にしてください。ご不明がありましたら、お気軽に相談窓口にお問合せください。

  

  メンター制度を導入する際には、日本メンター協会サイト内に導入事例がありますので、そこを参考にしてくださいまた、いつでも日本メンター協会のご相談窓口は開いております。

 

■メンター制度無料説明会  お申込みはここをクリックしてください

 

■メンター制度における教育研修のご案内